花ブログ

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今更『Undertale』にハマったと言う話し

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ツイッターでボチボチ呟いてましたが、Switch版を発売日に買っていた嫁ちゃんがクリアした後から自分もプレイし始めて今更ながらハマり、名作とか傑作と言う言葉では表しきれない唯一無二のゲームっぷりに、近年どころか今までのゲーム人生の中で最大級に驚かされました。

物心付いたときから40年近くゲームで遊んできたので、マイ・ベストと言えるゲームに挙げるとしたらおっさんの青春時代のタイトルを挙げてしまうと自負はあったのですが、『Undertale』は間違いなくベスト10に入る作品ですわ。

『Undertale』と言うタイトル自体は、2年くらい前にYoutubeなどのゲーム動画で知った息子がプレイしたがってたので、その時にSteam版を買って非公式日本語パッチ当てて息子には遊ばせていたのですが、個人的にはPCでゲーム遊ぶのに馴染みがなくって、息子ががっつりハマってたのを横目で見つつ、『MOTHER』っぽいグラフィックだし、自分がやったらノスタルジーに浸れるだろうなあと、何となくいつかやろうと思ってたら、PS4/Vita版が出てることが決まり、ハードを持ってないのでスルーしてたらSwitch版が出るということで即予約。

結果、家族の中で1番最後に手を出したのだけど、ズッポリハマって全ルートクリアまでやっているのは僕だけと言うのが現状。

で、『Undertale』って?

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既に複数の家庭用ゲーム機でリリースされているので本当今更こんなこと書くのはアレですけど、Toby Fox氏と言うアメリカの方がほぼ個人で作った作品で、パッケージにも書いてあるとおり「誰も死ななくていいやさしいRPG」と言うのがキャッチコピーのインディーゲーム。 個人制作のインディーゲームらしい非常に作家性の高い作品です。

全編ドット絵で描かれていて、緩く、温かみと、どこか狂気を感じさせるグラフィックは任天堂の『MOTHER』シリーズを彷彿させ、事実Toby Fox氏は『MOTHER』シリーズに影響を受けていると語っています。

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個人的にはあまりにも雰囲気が8bit調なので、「なるほどねー、最近流行ってるノスタルジックな雰囲気でおっさんを釣ろうっていうんだろ〜?」みたいな感覚で遊んでみたのですが、最初の戦闘からシステムの独自性に驚かされ、独特なキャラクターと台詞回し、巧妙なアニメーションと演出によってシナリオに引き込まれ、トラウマレベルのラスボスと絶妙な難易度の戦闘を経たエンディングを観た後は「もっともっとこのゲームを遊んでみなければ!」と言うケツイに満たされました。

2周目以降の『Undertale』

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ネタバレになってしまうのは極力避けたいのですが、『Undertale』はマルチエンディングで、プレイヤーの行動がシナリオに大きな変貌をもたらします。

また、シナリオだけではなく、今までのRPGでは当たり前となっていた、敵を倒して自身を成長させるというシステム、更にはゲームと言う枠組自体を壊すかの様な挑戦的な仕掛けがあり、遊び込むほどに大いに驚かされるはずです。

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その仕掛けが功を奏しているのは明らかで、海外は勿論日本でも熱狂的なファンがいて、Steam版では有志による非公式の日本語パッチが出ていた程です。

2018年遊んだゲームではベスト1と言いたい

『Undertale』自体は2015年にリリースされたゲームですが、僕個人が遊んだタイミングは2018年だったので、2018年のベスト1になりますが、今まで遊んだゲームの中でもベスト10に入りそうな作品です。

どちらかというとRPGよりもアクションや格闘ゲームと言ったジャンルの方が好きなんですが、『Undertale』はシステム自体がジャンルを跨いでいるし、敢えてカテゴライズするなら「ゲーム」。

ゲームでしか体験できないエンターテイメント作品であることは間違いないと思います。

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もの凄い人数とお金をかけた壮大なストーリーと豪華なグラフィックは無くとも、強いインパクトと深い感動を与えることができるゲームの持つ力の可能性を『Undertale』は示しています。

合う合わないは勿論あると思いますが、全てのゲーマーに体験して欲しい作品です。